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【New Eden Headline】本誌・1「カルダリ連合とアマー帝国がリレー、トランスミューター研究を背景に軍事司令部を設立」

記事原文へのリンク(英語)

執筆者名(敬称略):El Shionheart

 

YC125年が明けて早1ヵ月、カルダリ連合とアマー帝国が新たな動きと見せています
おはようの方はおはようございます、こんばんはの方はこんばんは
ニューエデンクラスター全体から伝えられる、今最もホットなトピックニュースをお伝えする『New Eden Headline』のお時間です
今年もどうぞよろしくお願い致します

EST(ニューエデン標準時) 1/30 19:50発-

カルダリ連合がOnnamonシステムを要塞化し、海軍上級司令官にリレー研究技術のブリーフィングを行ったとの報告が入っています

Black Riseリージョン、Onnamonシステムから伝えられるところによると、カルダリ軍は先週カルダリ連合当局から連合プロテクトレイト─親カルダリ派カプセラ義勇軍─に対し行われたOnnamonシステムの『海軍・義勇兵合同司令部』の設立宣言に続き、同システムの軍事、兵站ネットワークの構築を継続しているようです

Onnamonシステムにカルダリ・ガレンテ義勇兵ウォーゾーンの総司令部を正式に設立する試みはAokinenコンステレーションへのサンシャ・インカージョンにより多少妨害があったものの、スターゲートの強化、新ステーション建設現場の設立は海軍による厳重警備もあり、計画通りに進められたとのことです
サンシャ国による1週間に渡り続いたカルダリ軍防衛戦突破の試みはAokinenコンステレーション全域の惑星軍の激しい抵抗もあり、サンシャ国の撤退という結果に終わっています

カルダリ海軍のウォーゾーン司令官であるHeika Torigo総督はOnnamonシステム要塞化作戦の成功に満足していることを表明した上で、第7惑星軌道上に建造されているカルダリ海軍新ステーションの完成を熱望していると明らかにしました
Torigo総督はまた、連合プロテクトレイトに所属する親カルダリ派カプセラ義勇軍のウォーゾーンにおける『連合の保有地に対する連邦の攻撃を撃退する不屈の精神、技術』を賞賛しています
これに関連し、Torigo総督はOnnamonの連合プロテクトレイトステーションで上級作戦司令官、戦闘指揮官を集めたブリーフィングを行い、出席した指揮官を通じ『全軍』に伝達される情報を伝えたとのことです

カルダリ軍内部の匿名の情報源によれば、ブリーフィングではAthounonシステムの保持を中心に、他にも新スターゲートの建設、『リレー研究』プログラムを含むYC124年の『Serthoulde作戦』に関する公認情報が含まれていたということです
これらの作戦にはカプセラ義勇兵も多数参加しており、それがガレンテ連邦とのより広範な紛争において、カルダリの利益を大きく前進させたと考えられているようです

その情報の中で恐らく最も興味深かったものはAthounonシステムとSerthouldeコンステレーションで発見されたトリグラヴィアン技術の活用に基づく研究プログラムの影響に関する追加情報でしょう
Torigo総督のブリーフィングは、カルダリがSerthoulde作戦で得たトリグラヴィアン技術の中核が、『恒星間TFL輸送に活用でき、理論上は高精度かつ無限の範囲をカバーする新テクノロジー』であることを一般公開するために確認したものと思われています

Athounonシステムから伝え聞かれる噂によれば、トリグラヴィアン施設は『惑星侵略技術』あるいは、人間規格の精密輸送リレーの実験を行っていたのではないか、とされています
EDENCOM、CONCORD、その他3つの主要国家の情報源は、このような技術がもたらす脅威のレベルについて、様々な懸念や懐疑を表明しています
アマー帝国の特に有力な情報筋の1つによれば、カルダリの研究プログラムは『技術全般の基本的な理解には到達しているものの、細かい制御はできていない上に、試験段階の運用を開始するためのリソースすら開発できてさえいない』と主張しています
次のニュースです
アマー帝国は先のウォーゾーンにおけるステラートランスミューター技術試験以降、その技術開発に固執し、更に、カルダリに続くかのようにMehattorシステムにウォーゾーン総司令部を設置しています

Devoidリージョン、Mehatoorシステムから伝えられるところによると、アマー帝国『反乱軍領』ウォーゾーン総司令官であるSirdan xer Qosh元帥は、アマー帝国が『この重要な戦略的技術を活用するため、ステラートランスミューター技術の開発』を続ける決意を表明したとのことです
ミンマター共和国に対するアマー帝国の主張である『反乱軍領の平和化』を行うための帝国の取り組みの最高司令官として、xer Qosh元帥はトリグラヴィアン侵略時にArshatシステムでトリグラヴィアンから奪取したステラートランスミューター技術活用のアマー帝国の取り組みを最前線で推進しています

アマーの皇室、宮廷政治に詳しい情報筋によれば、長年に渡り強硬的な『皇位支持者』であるxwr Qosh元帥は、本質的、基本的なところでは女帝Catiz1世の代理人であり、最近の政治的な動きにはArdishapur家とSarum家を帝国の軍事政策に縛り付けようとする動きがみられているとのことです
また、xer Qosh元帥率いる帝国海軍司令部と強力な軍務省、そして『反乱軍領』を管轄するArdishapur家とSarum家の帝国軍管区の間で権力と支配を巡る闘争が進行中であるとも言われています

このような情勢に対し、Kador家とKor-Azor家は内政、経済、外交の強化に力を入れ、女帝Catiz1世の旧家であるTash-Murkon家は『皇位の意志』に従った貿易、外交政策を堅持しているとされています
一方、不可解、そして予測不能なKhanid家は徹底的な異端粛清を経て、経済、科学、軍事能力を再構築しつつあると報告されています
異端者やカルト信者に対する『十字軍』として始まったこの国内治安作戦は、Khanid3世の自治領であるKhanid王国に対する新たな反対派を完全に排除するにも役立ったようです

Mehatoorシステムを正式に連合艦隊総司令部と宣言する式典に出席したSirdan xer Qosh元帥は、第24帝国十字軍─親アマー派カプセラ義勇軍─のカプセラ義勇兵を改めて賞賛し、彼らが『神聖アマーを守護し、異端者、テロリスト、Shakor派の政策といった過激な悪によってあまりにも長く荒廃してきた領域に帝国皇位の叡智の光をもたらすために精力的に活動している』と強調しました

更に、Turnur事件の余波と、Egmar、Vard両システムでのアマー製プロトタイプステラートランスミューターの強奪について、xer Qosh元帥はアマーの『功績』を以下のように讃える一方で、ミンマターの対応を嘲笑しています

『Turnurシステムでの我々の作戦の結果が最適なものでなかったことは事実だろうな。 だが、ステラ―トランスミューテーションという力を利用しようとする我々の努力が、局所的時空トポロジーを変化させるという目標を達成したという事実は何ら揺らがない。 この偉大なる最初の一歩は我々が人間であるが故に、当然、不完全なものだったが、我々はこの力を発展させていく努力を継続していくつもりだ。 それに見てみろ、ミンマター人共は卑怯、そして低俗な裏切りや単純で野蛮な暴力によって我々の他の施設を支配したが、結局怖気づき、単に実験を停止する以外に何もできなかったではないか。 下劣なミンマター人共にとっては全く残念なことだろうが、それは我々が既によく知る単純な事実を教えてくれた。 神聖なるアマーは勝利し、女帝陛下と神のため、全ての星々を取り戻すという事実だ。』

次のニュースです
カルダリ連合とアマー帝国のトリグラヴィアン技術開発の動きに、ニューエデン外交界からは警鐘と軽蔑の声が聞かれています

Genesisリージョン、Yulaiシステムから伝えられるところによると、CONCORDインナーサークル議長のSeri Okonaya氏はカルダリ連合とアマー帝国が推し進める軍事化の進展と、『全面戦争を狙った紛れもない動き』に『深刻な不安』を表明しているとのことです
CONCORD Assembly執行意思決定機関、インナーサークルの議長にしてCONCORD上級代議員であるOkonaya氏は更に、『これらの偉大な連合と帝国が突進し続けている、我々が恐れている、我々全員を引きずり込む崖っぷちから撤退することを切望する』と声名を発表しています

ガレンテ連邦のDevan Malate大使、ミンマター共和国のKeintan Yun大使、そして珍しい顔ぶれとしてSoCTのMatshi Raish老師が週末に開催されたインナーサークル会合の後、Yulai Ⅷ軌道上のインナーサークル本部でOkonaya議長との共同記者会見に臨みました
Raish老師は公の場に姿を現すこと自体がまれであり、公の場で発言することも猶更まれなことではありますが、いずれかの主要国家がトリグラヴィアン技術を『このような規模で、しかもTurnurで私達が目にしたよな潜在的な危機を伴って』悪用することの危険性を示唆し、星間協力、及びCONCORDを通しての開発の管理を要求していることも示唆しています
[07:42]
Malate大使はSoCTの立場には『ある程度の叡智』があると認めつつも、『平和の追求のための自発的な共有という旧体制のまま、このような技術開発の問題を解決することができる可能性は遠いだろう』との懐疑的な見方を示しています
Malate大使はガレンテの姿勢や立場を更に詳しく説明した上で、『このように大国間で技術の不均衡が存在する状況に、これまで以上に破壊的な紛争を引き起こす危険性があることは明らかであり、連邦はどんな手段を用いてでもこの不均衡を是正するために行動しなければならない。』と付け加えています

一方で、Keitan Yun大使は最近のアマーのステラートランスミューター技術の開発継続の主張に対し、力強く反論しています
『我々は何世紀もの間帝国の二枚舌と、アマー人特有の魔術的思考に耐え忍んできた。しかしながら、Catiz統治下のアマー帝国は、我々の想像以上に歪、そして腐敗した存在になっていることはどうやら明白なようだ。 帝国がCatizのような軍国主義者や、拡張主義者によって表現される狂った権力や力の幻想に耽っているうちは、平和など到底あり得ないだろう。 あぁ、あの女のビジネスセンスと合理性は、あまりにも長い間、奴の度を越した野心を隠蔽することを許してきたようだからな。』

Yun大使は続けて、『我々は、ミンマター共和国は保証しよう。 我らの国民の生存、そして、伝統的かつ正当な領土の保全を確保するために行動することを。 それから、この機に、カルダリの人々よ、私は君達に警告を送ろう。 君達は言われずともよく分かっていることだろうが、アマーは決して友人などではない。 しかしだ、アマーは、パートナーですらないのだ。 アマーは、それが自らの目的に適うと判断した瞬間、君達に敵意を向けるだろう。 Turnurはアマーの完全なる冷酷さ、無慈悲さ、そして、アマーの野望の範囲というものを、君達が決して無視しえないサインとして明らかにしたのだから。』
以上、The Scope、Lina Ambre記者のレポートの翻訳をお伝えしました
以下、訳者による後記を併記します

YC125年が明けて早1ヵ月が経ちました
皆様、お久しぶりです
私の母国であるカルダリの一部、例えば私の出身地などではこのような挨拶で新年を祝い、この1年の益々の交流を願いますので、少々遅ればせではありますが、ここにまず記載させて頂きます
『新年あけましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いします。』

さて、昨年末以来、低調な動きを見せていた主要各国でしたが、ここにきてカルダリ連合とアマー帝国はウォーゾーンにて大きな動きを見せました
これは、先の一連の紛争で、両国が得た新たなトリグラヴィアン技術の開発の進展が背後にあるものとみて間違いないでしょう
New Eden Headlineが匿名の情報筋から独自に得た情報によれば、主要各国が近日中に新たな技術の開発を大々的に実施するとの情報もあり、これらは我々独立カプセラにも関連があるとされています
特に、カルダリの情報にある『恒星間FTL輸送に活用可能な技術』というものが、一体どのようなものであるのかは想像もつきません
これが例えば、様々な物質を恒星間という長い距離を超えてすら一瞬で運べるものなのだとすれば、ニューエデンの経済、産業、軍事といったあらゆる、全ての分野に激震などという言葉ですら生ぬるい衝撃が走ることでしょう
これについては、今後のカルダリ連合からの詳報を待つ限りです

また、アマーからの発表では、一体どのような技術が開発されているのかを伺うことは困難であると言えるでしょう
しかしながら、研究者の推測などからするに、アマー帝国はやはり、トリグラヴィアンのコンジット技術を利用した何かを欲しているようにも感じられます
例えば、昨年の記事でもお伝えしたような、アマー帝国本土からミンマター共和国領に一方的に繋がるようなコンジット…などが考えられるでしょう

一方、昨年の一連の紛争で、思うように技術開発の進まなかったガレンテ連邦、ミンマター共和国は、それに起因する技術不均衡に不平を述べた上で、警鐘を鳴らしています
歴史を紐解けば、敵対する陣営のどちらか一方が圧倒的な力を手に入れるということは、確かに壊滅的な破壊をもたらすという事例はいくらでもあることでしょう
しかしながら、カルダリやアマーがこれらアドバンテージをそう簡単に手放すとは考えにくく、事態は平行線を辿るか、より一層悪化するものと思われます

ニューエデンの情勢は史上かつてないほどに深刻化の一途を辿っており、いつ全面衝突に発展するかも分からない事態となっています
それでも、私達メディアは止まりません
今後も、詳しい情報が入り次第お伝えいたします

それでは、また次の記事でお会いしましょう

 

 

ありがとうございました!!

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