ARMORED CORE(アーマード・コア)

【ARMORED CORE Ⅵ】サントラDisc3 “Blackout” 個人的解釈

まえがき

sword_renです。LAMMERGEIERアプデの時何してた?
はい、何もしてませんでした……
中途半端に記事を始めてほったらかしにしている私はコンテンツに湧く蛆虫なのかもしれない……

……という深刻そうな自虐をしたところで、じゃあ記事書くか!でもパーツ追加は今更感あるしなぁ……と反省0ムーヴをかましていたらアレが届きました。

そう

初回生産限定サントラです

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風呂場とかで撮ってはるん?」と言われたけどこれテーブルだよ!!!!

現状サントラはデジタルデラックスに同梱してたり配信サービスでの展開も行われていて、この物理サントラも同様の内容が収録されています。いますが……

他の媒体と違い、こいつには既存の内容に加えて完全新規の”Disc3″が存在します。

内容は新規描きおろし曲や過去作及び今作の楽曲のアレンジなど豪華そのもので、既存のサントラを持っていても買わない手は無いほどのシロモノとなっています。筆者のお気に入りはMoAop曲アレンジの”Apex in Circle (Over The Top)。”筆者はMoA未プレイです……
他にもACfAでのホワイトグリントのテーマとも言える4 The Answerのアレンジ、”4 The Answer (For The Mission)”も凄いです。魔王城ラインアーク、魔王ホワイトグリント。

そんな豪華なDisc3ですが、いざ封を切って再生したオープニングナンバーでいきなり震えあがりました。

それが新規描きおろし曲、”Blackout”です。

新規描きおろし曲なので本編には一切登場しないこの楽曲ですが、悲哀を感じさせるイントロから始まり、もはやACの歴史の偉人たる星野康太氏のヴォーカルに乗せられた感情と共に低いギターの音が疾走し、何度も”Blackout”というワードが繰り返される様には朧気ながらも無力さややり切れないような情景が浮かびます。

いきなりこれをかまされた以上、内容が気になって気になって仕方ありません。が、筆者は英語の聞き取りが致命的にダメです。具体的に言うとEVE(別ゲー)のフリートの簡単な指示も日本語話者のもの以外あんまり聞き取れないレベルです。ロシア語で指示が飛んできたあの日は死を覚悟した

ただ流石に読めないことは無いので、歌詞カードと睨み合って内容を辿りました。和訳はしたけど著作権的と筆者の致命的な和訳センスな都合で載っけません。てへぺろ。

(雑談はどうでもええからはよ感想言えのために用意されたスキップ用見出し)

これ、猟犬になる前の”在庫”だった621の曲なのでは?
というのが個人的解釈の結論です。

陽の光の当たらない、真っ暗な、ブラックアウトの中での恐れと諦め、そしてその中でただ進むしかないという悲痛な叫び、それがこの曲なのだと感じました。

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曲の中で、”Blackout”と、それにかかっている”Everything”というワードが叫ぶように繰り返されますが、雑談でも話したようにこれがひたすらに悲痛な感情を抱かせます。
621が強化人間となった経緯は不明 (というよりプレイヤーの移入のために開けてあるんだろうけど) となっていますが、621と同じ第四世代型強化人間のイグアスは賭博のカタで実験台として強化人間にされるなど、「奪われる」ような過程を経ています。またイグアスでなくとも、スッラなどの旧型強化人間に関して言及される凄惨な歴史などを考えれば、なるほど確かにこのような絶望を歌った歌詞になるというのは腑に落ちます。

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ただ、これだけでは「旧型強化人間のテーマではないか?」とも考えられます。ここでこれが621だと思い至った理由は単純なもので

次のナンバーが”C4-621″になっている、というものです。

このDisc3はほぼ全てが完全新規アレンジや描きおろし曲となっていますが、このC4-621だけは違っており、発売前のストーリートレーラーで使用されていたあの楽曲となっています。
アウトロがオールマインド戦で流れる”ALLMIND”のメロディと同一のものだったので気付いていませんでしたが、別の楽曲として用意されていた訳ですね。

「何もかも奪われた悲痛を嘆く強化人間 (Blackout) に、ウォルターが意味を与える (C4-621) 」と解釈できるという訳ですね。
無論、曲順での推測というのは曲単体で完結しないため、「ただのこじつけじゃねぇか!」とルビコニアン分銅でぶん殴られてもあんまり文句は言えない与太話みたいなものという前提ではあります。同じコマにいた!みたいなアレ
ただ、物語の流れとしてあまりに美しいなと感じるため、個人的にはこの解釈を信じよう、となりました。

実の所、曲の内容のもう一つの個人的解釈もあります。それは

“レイヴンの火”でウォルターの猟犬として主人の使命を見届けたものの、その傍には誰一人としていなくなってしまった621を歌った曲なのではないか、というものです。

“飛び続けるしかない” “戦い続けられるか”などといったフレーズがあることなどから思い当たった解釈となります。

戦友を堕とし、自分を信じた声とも決別し、忠義を尽くした主人とその友人も使命の中で果て、その人々が集った星は自らの手と使命によって焼き尽くされ……といったように、主人からのメッセージを残して何もかも失ったその姿を重ねて見る事ができます。

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ただ、自分が思い当たった解釈が在庫621の方が先だったこと、前述のこじつけ曲順による解釈が使えないことなどから、自分が推す解釈は前者のものになりました。

無論、どちらの解釈が正しいだとか、解釈が単一のものしかないということは全くありません。あくまで自分が至った解釈はこれだ、という程度の話なので、Blackoutを聴く機会があれば、これが何を歌い、何を示した曲なのか、思い思いの解釈に耽ってみるのも良いでしょう。
繰り返しますが、これはこの曲はこの解釈だ!というものではなく、俺はこう解釈した、というお話です。間違ってもこれが正しいとか絶対的に間違っているみたいなのを言いふらすのは控えましょう。メインシステム、保身モード

「初回生産限定なんだからこの記事読んだ後に買えねーよバーーーーーーーーーーーカ!!」という苦情は受け付けておりません。ご理解ください。

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