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【EVE Online fan fiction】New Eden’s Economy-1 “Jita IV – moon 4″

どうも、書い人(かいと)です。

※本作品は、SF・MMORPG『イブ オンライン(EVE Online)』を下敷きにした二次創作・ファン小説です。

本作に登場するすべての設定が、公式の情報として存在するわけではありません。

つまり、多くのゲームプレイ中にプレイヤーが見かけたことのない設定は、筆者による妄想だと思ってください。

Fly Safe!!(ご安全に!!)

作品内用語

カプセラ

クローン技術により永遠の命を得た、超特権階級の存在。宇宙艦に直接、身体を接続(コネクト)し、自在に操る能力を持つ。

Jita IV – moon 4

ニューエデン経済の中枢に民間企業を、私は構えている。
父の若い頃は、カプセラの艦(ふね)の乗組員をしていたという。
それにより、非カプセラとしては莫大な資産を作り、巨大企業カーラキオタに属する『株式会社アイテムズ』を運営していた。
『アイテムズ』は我らが大宇宙(ニューエデン)、最大の商業地(トレードハブ)である、『Jita IV – moon 4』、『ジタⅣ―4(フォー・フォー)』、
通称、『ジタ』に籍を置く中規模程度の民間企業で、それは今も変わらない。
ジタはカルダリ連合という大国、その海軍が管理する宇宙ステーションであり、四つある大国の他の有名な商都と比べても、明確な格差の存在する最大の商業地、資本主義の権化であります。
その規模は、この世界の富の半分が集中しているという話、そしてそれはあながちの誇張(こちょう)ではないかもしれない。
私の身の上話をすると、一年ほど前に父が心臓の病気によって緊急の治療も虚(むな)しく、亡くなってしまった。
そうして、以前から経営を実地で学んでいただけの十七歳の女の子である私、エコー・アイテムズが、企業の代表取締役社長(CEO)を引き継ぐ事になった。
四大国(ビッグ・フォー)の一つ、アマー帝国じゃないんだから世襲(せしゅう)するのはどうなの、という気持ちもそれなりにあった。
企業内には派閥だってあるのだけど、上手くやっていけることを信じて代表を今日も務めています。
天国のお父さん、見ててよ。絶対にその場所にまで、お金を積み上げて届かせてみせるから――

さて、私はいつものように、保温性の高いタンブラーに入ったコーヒーを飲んで、社長室にて仕事に就く。
起きてから四時間は経っているので、カフェインを取ってもいい頃合いね。早朝のデカフェから、普通のコーヒーに変更する。
胃がキリキリする思いをしながら、株式やアイテム市場(非カプセラ向け)の動向をチェックする。
カフェインを摂るのは、早すぎたかしら?
カルダリ連合の恐ろしいまでに発展した自由経済競争は、大小様々な企業の株やアイテムを売買できる市場が存在し、私も予算の範囲内で資産形成を行っている。
我が社の総資本は、カプセラや海軍、海賊などが取り扱う『ライトミサイル』で最も安い、いわゆるTech1品を一万発ほど買えれば、まあ良い程度でしょう。
カプセラは言うまでもなく、カルダリの富の象徴である八大企業と同様に、絶対的な力を持っている存在だ。宇宙の光と言って差し支えない。実際、たまに光とともに艦(ふね)やカプセラが乗り込んだカプセルが爆散するし。
カプセラや宇宙海賊、警察組織(コンコード)の争い。その他の一方的な破壊活動は、商人の私には基本的に、関係がないですね。
圧倒的な富、資産に守られた大商都ジタが陥落(かんらく)するとは思えないし、飛び交うものは宇宙の戦場の弾丸・ミサイルではなく、経済競争における札束。あるいは、電子化された数字で良いのです。
ニューエデンで最も金持ちになりたい。ニューエデンにおける、最強の資産家。宇宙で最も金策の上手い人物。それくらいの富を積めば、父ともまた再会できるのではないだろうか。
冷静、しかし狂信的にそう思ってしまっている私です。

あとがき

カプセラは本当に凄い存在なんだな……(一体どんな奴らなんだ……? 知りたい方は、この記事の最後からゲームのアカウント作るとお得に遊べます!!)

見切り発車的ではありますが、こうでもしないと記事を何も書かなさそうだったので、早めに公開しました。

英訳してみようかとも思いましたが、最近のGoogle翻訳DeepLなどの翻訳サイトが優秀なので不要だと思い、翻訳はせず(英語に関しては専門家でもなんでもないし、一旦保留中^^)。

いずれ、エコーはカプセラの商材を扱うように……、なれると良いですね!

ありがとうございました!!

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