※記事原文へのリンク(英語)
執筆者名(敬称略):El Shionheart
周りが皆敵ならば… ニューエデンの明日はどこへ?
おはようの方はおはようございます、こんばんはの方はこんばんは
ニューエデンクラスター全体から伝えられる、今最もホットなトピックニュースをお伝えする『New Eden Headline』のお時間です
EST(ニューエデン標準時) 2/16 18:01発-
CONCORD/EDENCOMタスクフォースへの非難に伴い、シップキャスターテクロノジーに関するスパイ騒動がより大きな展開を迎えているとの報告が入っています
Genesisリージョン、Yulaiシステムから伝えられるところによると、本日YulaiのCONCORD Assembly公開セッションで、CONCORD/EDENCOMタスクフォースによるシップキャスターテクノロジーへのスパイ疑惑が4大国家間の公開論争へと発展したとのことです
特にミンマター共和国からは、EDENCOMへと出向しているアマー人スタッフが『アマー帝国の情報収集と技術獲得を目的としたエージェント』として活動していると非難が上がり、帝国からの猛反発を受けています
ミンマターのKeitan Yun大使は、CONCORDのAG12オフィスとEDENCOM恒星監視局のメンバーを含むタスクフォースが『EDENCOMに出向し、複数のCONCORD加盟国に駐在するアマー軍人を広範囲に利用し、また極秘の上限源として支援し、それらによりこれら個人が事実上アマー帝国による情報収集と技術獲得を目的としたエージェントとして活動することを認めた』とする、共和国の主張を裏付ける証拠を提示しています
Yun大使は続けて、カルダリ連合に駐留するEDENCOM部隊にアマー軍の将校が多数いることを指摘した上で、次のように主張しています
『EDENCOMはアマーが他国に侵入するための手段であり、CONCORDと連携することで、CONCORDがかつてこのような形で利用されたことを思い起こさせるものだ。 過去には帝国の行動により、誠に遺憾ではあり、悲しいことではあったが、厳しい緊急措置を必要としたこともあった。 我々は再びそのような措置に駆り立てられることには抵抗するし、また、カルダリ連合がアマーの二枚舌によって、そのような措置の必要性に駆り立てられる必要もないのだ。』
皇位継承者にしてCONCORDインナーサークル・アマー代表のHamideh Kador女史はアマー帝国への非難にかろうじて怒りを抑えて以下のように反論しました
『神聖なるアマー帝国は、これらの根拠のない主張を完全に否定する。 また、Shakor政権がまたもや利己的な理由を以てニューエデンの人々の間に不和をもたらそうとしていることを大変に遺憾に思う。 テロ組織の口利き役であるYunは、最もサイコで頭のイカれたカプセラからかき集めた陰謀論の行商人としても有名だ。 それでもなお、この捏造、嘘、中傷にまみれた最新の組織は、『外交官』としての彼のキャリアのどん底を表しているだろう。 現実を見れば、Yunという男は羊の皮を被った狼の群れの、『羊飼い』を装った暗殺者にすぎないのだ。』
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CONCORD Assemblyはスパイ騒動を受け、大混乱の様相を呈しています
Genesisリージョン、Yulaiシステムから伝えられるところによると、Keitan Yun大使によるEDENCOM、CONCORD、アマー帝国に対する申し立てと、Hamideh Kador女史による反論を受け、CONCORD Assembly公開セッションは議場での叫びやブーイング、対立といった様相に発展しました
カルダリ、ガレンテ両国の代表団は、両国の議員がアマーとミンマターの議員団を引き離そうとしたため、この混乱に巻き込まれたとのことです
ガレンテ連邦のDevan Malate大使は会議が早々に終了した後、我々記者団に対し次のように述べました
『今日、目撃した光景は、Assemblyの加盟メンバー国間の合理的な外交、談話の全ての原則に反するものとして、遺憾に思っている。 今日行われた非難と反論は事実であれば深刻なものであり、調査される必要があるだろう。 だが、事実と特定の技術の処分を徹底的に判断するのであれば、我々ガレンテ連邦のような、中立的な立場の者が最も適しているのは言うまでもない。 連邦は今後の議論において、この点を強調していくつもりだ。』
Isyukone CorporationのCEOであるMens Reppola氏はカルダリ連合代表取締役委員会の持ち回り代表としてCONCORD Assemblyでの会議に出席し、Malate大使の提案を軽蔑した上で、次のように答えました
『トリグラヴィアン戦略技術の分析と適応について重大な失敗を犯した連邦がこの問題について、このようなことを提案する動機は最早考えるまでもないことだ。』
また、アマー帝国がEDENCOMとCONCORDを利用してカルダリ連合にスパイ行為を行ったという共和国の告発についてのコメントを求められたReppola氏は『当然、我々としてはその主張の重大性を考慮し真剣に受け止めている。 だが、第三者の偏見を排した独自の調査により結論に至るべきだろう。』と述べるのみでした
次のニュースです
4大国家各地では大規模な基地建造の取り組みが継続されています
Black Riseリージョン、Onnamonシステムから伝えられるところによると、カルダリ領Onnamonシステムでは、カルダリ/ガレンテ義勇軍ウォーゾーンにおける連合軍事/海軍司令部として、大規模な建造工事が行われていることが最近報告されています
EDENCOM/CONCORDのスパイ疑惑が取り沙汰される中、カルダリ連合ではいわゆる『シップキャスター』テクロノジーの研究が急速に進んでおり、プロトタイプ装置の建造が行われているのではないか、との推測もあります
このカルダリの建造工事はガレンテ連邦軍、警備サービスによってIntakiシステムの要塞化が進んでいることを受けて行われたもので、この要塞化は今も継続して行われています
連邦は今週のはじめ、IntakiシステムのセキュリティステータスをCONCORDレーティングにおける0.3から0.4へと引き上げています
連邦と連合が軍備を増強し、義勇兵ウォーゾーンの端を固める一方、アマー帝国とミンマター共和国も手をこまねいていたわけではありません
ミンマター共和国はMetroplisリージョン、Amoシステムにある統一領土解放司令部の新艦隊基地となるステーションの建造をかなり進めているようです
この共和国の取り組みは、Devoidリージョン、Mehatoorシステムを帝国が連合艦隊群Damius司令部として整備するのと歩調を合わせるかのように行われているようです
Serthoulde作戦やTurnur事件以来、外交関係は悪化の一途を辿り、4大国家の国境領域や、義勇軍ウォーゾーンの要塞化、軍事化が進んでいます
この星間外交における危機は長年に渡る4大国家によるYulai協定とCONCORD緊急義勇兵戦争権限の違反の結果であると多くの人々が考えていますが、これはシップキャスタースパイ疑惑で再び燃え上がっています
EDENCOM、そしてCONCORDすらもが、その長期的な役割と構成については、今、4大国家の外交官、政治家、エリート達によって公然と疑問視されているのです
以上、The Scope、Lina Ambre記者のレポートの翻訳をお伝えしました
以下、訳者による後記を併記します
情勢は劇的な場面を迎えています
ミンマター共和国の告発は、もしそれが事実であれば、CONCORDやEDENCOMの中立性というものが損なわれていることを示しており、昨年から続く外交危機をより一層深刻なものにすることは間違いありません
しかしながら、事実を照らし合わせてみれば、昨年6月の時点でEDENCOMはアマー帝国によるArshatシステムのDazh Porevitiumトランスミューターの独占、軍事化を黙認しており、その際にもガレンテ、ミンマターからの猛烈な反発、抗議を招いていました
少なくとも、その時点からEDENCOM内部にはアマー帝国の影響力が蔓延していたのかもしれません
何であれ、事実であればカルダリとアマーの長年の外交関係に罅が入ることは間違いない情勢であり、また、カルダリとCONCORD、EDENCOMの関係もより一層悪化することでしょう
また、4大国家の義勇軍ウォーゾーンでの激突に備えたインフラ整備は日々進んでおり、それがガレンテ連邦によりIntakiシステムのセキュリティステータス引き上げという数値化を以て可視化されていることもあり、事態のエスカレートは明確なものとなっています
CONCORDという中立的であるはずの外交リレーション組織が最早機能していない今、全面的な軍事衝突を止める手立ては存在せず、激突は現実のものとなりつつあります
最早我々には、武器を取ることしか手段は残されていないのでしょうか?
YC100年代も4分の1が過ぎようとしている今、最早平和的解決は望めないのでしょうか?
今後も、詳しい情報が入り次第、New Eden Headlineはお伝えします
それでは、また次の記事でお会いしましょう
New Eden Headline編集長 – El Shionheart 訳・著
ありがとうございました!!
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